根性焼き 自主退学 仙台育英 [時事]
根性焼き 自主退学 仙台育英
8月6日、仙台の高校(仙台育英)で腕にタバコの火を20回以上にわたって押しつけられる(根性焼き)など、同級生からのいじめを受け、登校できなくなったとし、仙台東署に傷害容疑などで被害届を出した問題で、仙台育英高校側が加害者でなく被害者側に自主退学を求めたという事件があった。
その後、被害者側の生徒が根性焼きの後について「同学年の少年に頼んで根性焼きをしてもらった」と話したが、仙台育英高校側は、「頼まれたとしても、火のついたタバコを押しつけることは許されない」とし、根性焼きをした加害者とされる少年を7月31日付で自主退学にさせていた。
しかし、その加害者として自主退学となった少年の代理弁護士が20日、「根性焼きは被害者の要請を受けてやったもので傷害罪は成立しない」と報道陣に公開した。
はじめに根性焼きをされたとして被害届を出した男子生徒は「無理やりタバコを押しつけられた」と訴えているが、加害者とされ自主退学をした少年は「自分の左腕に4か所の根性焼きを入れたところ、被害届けを出した男子生徒が「俺もやってみる」と言い出したと説明。
3日後に自主退学をした少年は「星型に焼いてくれ」「熱くねえ、ここにやって」と求められるままに男子生徒に根性焼きをしたと主張している。
仙台育英高校側は、男子生徒が自分で根性焼きをしたと判断して自主退学を促していたが、それを一時撤回し、捜査を待って対応を決めると言う。
また、事件が明らかになった当時は、仙台育英高校の野球部員の中にも加害者がいるのでは?と噂になっていたが、現在は野球部とは無関係であるとされている。
ちなみに、事件発覚当初には、家族を支援している全国いじめ被害者の会の大沢秀明理事長が「いじめを受けた側が退学させられるようなことはあってはならない。今後、学校や警察の対応をしっかり見ていきたい」と話したこともあってか、タバコの火を押し付けた少年を自主退学としたようだが、仙台育英高校側は、殴る、蹴るなどをした別の男子生徒3人の行為はいじめと認識し、謹慎処分にしている。
しかし、タバコを押しつけた行為がいじめだったかどうかは周りの生徒などからの聞き取り調査中だとしていた。
この事件はいじめや根性焼きの事件ではあるが、何よりも学校側の対応が問われる事件であった。
~ 根性焼き 自主退学 仙台育英 ~
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