ヨコタ村上孝之 週刊新潮

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ヨコタ村上孝之 週刊新潮

大阪大大学院言語文化研究科のヨコタ村上孝之准教授が、「阪大のヨコタ村上孝之准教授がレイプで告発された」とする週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、新潮社（東京都）などに１２００万円の損害賠償を求めた訴訟をおこしていた。

それに対し新潮社が「強姦の事実はなかった」と認める内容で大阪高裁（小島浩裁判長）で７月２７日、ヨコタ村上孝之と和解が成立したことが７日にわかった。

週刊新潮は平成２０年１１月、「阪大の有名准教授（ヨコタ村上孝之）が、かつての大学院生から『研究室でレイプ』と告発された」との記事を掲載。

１２年５月にヨコタ村上孝之准教授が大学院生の女性をレイプしたとする内容で、ヨコタ村上孝之准教授の実名と顔写真も掲載された。

ヨコタ村上孝之准教授は大阪大学の学内調査ではレイプの事実は確認されなかったが、「疑わしい状況を作り出し、風紀を著しく害した」との理由により、停職６カ月の懲戒処分を受けていたことが公表された。

これに対しヨコタ村上孝之准教授は大阪大学に対しても民事控訴を提起。

これに勝訴し懲戒処分は取り消されていた。

ヨコタ村上孝之准教授は２１年２月に新潮社などを提訴。

２３年９月の１審大阪地裁はレイプの行為を幅広くとらえ、「レイプがあった」として請求を棄却、ヨコタ村上孝之准教授が控訴した。

今回の和解条項では「（新潮社は）記事の見出しの『レイプ』が強姦の意味に理解されていることを認め、この点での事実がなかったことを認める」としている。

週刊新潮編集部は「記事の誤りを認めたわけではなく、言葉の使い方の問題だ」とコメント。

一方、ヨコタ村上孝之准教授の代理人、平井龍八弁護士は「大学の内外で中傷を受けてきたが、名誉が回復された」としている。

ヨコタ村上准教授は東京大教養学部を卒業し、６年から大阪大助教授（１９年から准教授）に就任。

旧姓名は村上孝之。

自称Takaman,Cool Dudeことカッチョマン孝之。

専門は比較文学、比較文化で、１９年に「色男の研究」でサントリー学芸賞（社会・風俗部門）を受賞した。

ヨコタ村上孝之准教授は近代的な「恋愛」よりも、近世的な「色ごと」の方が優れているという持論を持っている。

著書に
・ 色男の研究 角川選書 / ヨコタ村上孝之
・ マンガは欲望する [ 村上孝之 ]
など

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