ヒッグス粒子発見!(わかりやすいヒッグス粒子・神の粒子)
ヒッグス粒子。神の素粒子。
一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。(ないって???それが普通かも。。。)
7月4日、欧州合同原子核研究機構(CERN)は「ヒッグス粒子」とみられる新しい粒子が99.9999%以上の確率で存在するとの結果を得たと発表した。
ほぼ100%だが、99.999%と言うのは、、、科学と言うものはそういうものだと理解してしまいましょう。
ヒッグス粒子についてわかりやすく説明してみると、
ヒッグス粒子は、1964年に英国の物理学者ピーター・ヒッグス氏がその存在を提唱したとして、その名前にちなんで命名されました。
137億年前のビッグバンで生み出された素粒子に質量(重さ)を与えるきっかけとなったのがヒッグス粒子です。
ちなみにヒッグス粒子も素粒子です。
この時点で「素粒子」ってなに???となっている人もいるでしょう。
では、「素粒子」について説明してみましょう。
「素粒子」はこの世に存在している物質の最小の単位です。
中学校の理科で「分子」というものを習いましたね。
「分子」はさらに小さい単位の「原子」が集まって作られます。
その「原子」は何で作られているかというと、、、「素粒子」で出来ているのです。
と言うことで今現在、最も小さい単位が「素粒子」と言うことになっています。
ただそれだけです。
では、なぜその素粒子に同じ素粒子であるヒッグス粒子が質量をもたせることのなったのでしょう?
ビッグバンがおこったあと、宇宙空間に重さがない素粒子が光のは速さでビュンビュン飛びまわっていました。
そんな感じで快適に素粒子が飛びまわっているところに、ビッグバンの100億分の1秒後にヒッグス粒子が生まれて宇宙が満たされ、飛びまわっている素粒子はヒッグス粒子のせいで動きにくくなりました。
その動きにくくなった感じが重さであり、質量をもつということになったのです。
と言うことで、全ての起源にきっかけとなる「ヒッグス粒子」は「神の素粒子」と言われているのです。
今のところ、ヒッグス粒子が発見されたからと言って「宇宙の起源や地球の起源がわかるかもね」くらいの事で、すぐさま私たちに何か変化が起こることはありません。
ただ、私たちも素粒子からできていますので、ひょっとしたら将来的にはこの発見が難病の治療に役立ったり、速く移動することが出来るようになったりすることがあるかもしれません。
そうなったら楽しいですね。
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